薪を割る！ 西洋風に斧ってのもカッコイイのですが、
ここはあえて「和」を基調とした鉈で行こうかと…。
林業のオジさん、農家のお婆ちゃん、いつも裏山に出かけてるお爺ちゃん、どこへ行くにも鉈。
何をするにもそれ1本でホント器用に使いこなしてます。
岩の隙間に打ち込む伝統的な登攀器具ハーケンで1950年に創業した新潟県三条の「モチヅキ」
地場産業の力を結集し、2021年、オリジナルブランド「TEPPA・てっぱ」を立ち上げました。
ものづくりの街、三条の刃物鍛冶と木工屋の二つの工場で熟練職人たちによる手仕事です。
柄の部分は、鉈のほか、鍬、斧、ハンマーなどの持ち手となる柄を40年間製作しているマサコー山口木工にて。
TEPPAの柄は、関東のからっ風で鍛えられた樫の木を採用し、
4種類の鉈それぞれの特徴を活かしたバランスを考慮しデザインされてます。
刃物・鉈部分は年間7～8万本の鉈を国内外へ出荷し、国内のシェアはNO.1の五十嵐刃物工業。
比較的容易に砥げて、メンテナンスがしやすく、切れ味を復活させることができる。
そして、その切れ味は長く持続する。
これらの理由から五十嵐刃物工業の刃物は、様々な世界の職人たちの手により長い間愛用されてます。
山の稜線をデザインカットした革ケースが付属します。
刃先を守り安全に保管でき、ケースカラーもアクセントになってますね。
「粟/あわ専用」の腰鞘も別売であります。
カラーは「インディゴ」のみの生産です。
ベルトループがあり、腰にぶら下げて鉈を持ち運べ森林作業などに適したケースです。
MADE IN SANJO
【角田/かくだ】
越後の名山、角田山にちなんで名付けられた片刃の鉈。
刃先が薄いため切れ味が鋭く、とくに「切る」「削る」などの細かい作業に。
具体的には小枝打ち、木を削る、雑草の切り払いなどに適したモデルです。
力を入れることなく小気味よく使えて、
4種類の中で最小ですが、やや大ぶりのナイフの様に使えます。
・全長 260mm/刃厚 5mm
・刃渡り 110mm/柄 145mm
・重量 214g
・材質 刃物用炭素鋼、樫
【弥彦/やひこ】
越後の名山、弥彦山から名付けられた両刃鉈。
刃先に突起を設け、落ちている枝や割った薪を集めることができます。
また、打ち下ろしたときに刃先を守る役割も兼ねてます。
この先端の出っ張り、地面がコンクリートの時なんかにはありがたい装備ですね。
厚みのある両刃は、薪に対してまっすぐ入っていくので、小さな薪でも安全にスムーズに割ることができます。
刃の研ぎ直しや刃付けなどのメンテナンスが容易にでき、
手入れしながら長く使えます。
振り下ろしたときに力が刃へ伝わりやすいよう柄を長めに設計しました。
・全長 330mm/刃厚 5mm
・刃渡り 130mm/柄 195mm
・重量 394g
・材質 刃物用炭素鋼、軟鉄、樫
【粟/あわ】
新潟の二百名山、粟ケ岳から名付けられた両刃鉈。
小さな薪割り、枝打ちなどの作業に適したモデルです。
刃先が厚く、ずっしりと重みがあるので振り下ろすだけで鋭い切れ味を体感できます。
刃の研ぎ直しや刃付けなどのメンテナンスが容易にでき、手入れしながら長く使えます。
北関東で育った硬い樫を用いた柄は、長めに設計され、両手で持つことも。
4種類の中で刃渡りが長め、一番鉈らしいスタンダードモデル。
・全長 370mm/刃厚 7mm
・刃渡り 165mm/柄 195mm
・重量 548g
・材質 刃物用炭素鋼、軟鉄、樫
【守門/すもん】
新潟の名峰、守門岳から命名された両刃の薪割り用鉈。
主に、割ることを目的とした薪割り鉈で、
刃に厚み、自重があるので振り下ろすだけで容易にまっすぐ薪を割ることができます。
また、北関東で育った硬い樫を用いた柄は、長めに設計され、両手で持つことも。
「粟/あわ」と比べ、刃渡りは短めですがヘッド部分は重量感があり斧っぽい雰囲気もあります。
すべての作業が新潟県三条市の職人の手で行われているので、修理をしながら長く使用できます。
・全長 380mm/刃厚 9mm
・刃渡り 135mm/柄 245mm
・重量 874g
・材質 刃物用炭素鋼、軟鉄、樫
※工場の生産段階で、
表面にスレや細かなゴマ・キズ等がある場合が御座います。ご了承ください。
鋼付について ゴマ・キズについて ←ココを見るべし！
★ 動画の焚き火台
